腫瘍血液内科

当科の特徴
 当科は,腫瘍内科と血液内科の2つの領域からなる病気の診療にあたります。腫瘍内科で診療する疾患は,あらゆる癌(がん)や肉腫(にくしゅ)が対象であり,臓器専門でない横断的な診療となります(ただし当院では,婦人科で子宮体癌・子宮頸癌・卵巣癌,乳腺外科で乳癌,呼吸器内科(出張医)で肺癌を担当しており,腎細胞癌・尿管癌・膀胱癌・前立腺癌は他院泌尿器科で加療を依頼してます)。
 
 2018年4月の開設以降,消化器癌(胃癌・大腸癌・肝細胞癌・胆嚢癌・胆管癌・膵癌など)と造血器腫瘍(白血病・悪性リンパ腫・多発性骨髄腫・骨髄異形成症候群・骨髄増殖性腫瘍など)に対して,化学療法・分子標的治療・免疫チェックポイント阻害薬を駆使した診療を行っております。また,各種貧血(鉄欠乏性貧血・ビタミンB12欠乏性貧血・葉酸欠乏性貧血など)および血小板(特発性血小板減少性紫斑病など)・凝固系異常の診療を行っています。さらに肝細胞癌や胆道癌・膵癌に対して血管造影や経皮的ドレナージによるインターベンションを含めた治療も展開しております。

 当院は虚血性心疾患や脳梗塞の高齢患者さんが多い背景から,骨髄増殖性腫瘍(慢性骨髄性白血病・真性赤血球増多症・本態性血小板血症・原発性骨髄線維症)や骨髄異形成症候群が新たに診断される機会が多いことが特徴です。
2019年度は悪性リンパ腫・多発性骨髄腫・骨髄異形成症候群など造血器腫瘍の入院が7割程度で,胃癌・肝細胞癌・膵癌など消化器癌が2割,残りは特発性血小板減少性紫斑病・再生不良性貧血など良性疾患でした。

 首や足の付け根にしこりができたり,健診で血球数の異常(多血症・貧血,白血球や血小板の増加や低値)を指摘された方は相談してください。


診療内容
 ①造血器腫瘍とその他の血液疾患の診療
 ②消化器癌など癌腫や肉腫に対する化学療法・分子標的治療・免疫チェックポイント阻害薬
 ③消化器内視鏡および血管造影や経皮的処置による診断治療(インターベンション治療)
 ④ウィルス性・自己免疫性など各種肝炎や炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病など)の診療