呼吸器内科

当科の特徴
当科は高度急性期医療を担う病院の呼吸器内科として、主に肺がんの診断・治療を行っています。
肺がんは肺の気管支や肺胞の細胞が、何らかの原因にてがん化したもので、国内のがん死亡者数が最も多い病気の1つです。全国で1年間に12万人もの人が確定診断をされています。早期発見することが重要で、定期的な検診をお勧めします。肺がんを予防するためには、まずは禁煙が重要です。喫煙することにより、男性では 4.4 倍、女性では 2.8 倍も肺がんになりやすくなります。
当科では、肺がんが疑われる場合には、肺のX線写真 や CT 検査にて病変の有無を調べます。異常が見つかると、気管支カメラや CT ガイド下にて肺がんが疑われる部位の一部を採取し、顕微鏡で詳細に調べることで確定診断となります。治療には、手術、放射線治療、抗がん剤治療などがあり、肺がんのタイプやがんがどのくらい広がっているか等により、患者さまごとに最適な治療方法を選びます。薬物療法には、従来からの抗がん剤治療(細胞障害性抗がん剤)に加え、分子標的治療薬や免疫チェックポイント阻害薬など複数の治療薬があります。
放射線治療の場合は、高齢で体力に心配のある患者さまには初期の肺がんであっても陽子線治療を選択することができ、当院の利点です。陽子線治療は標準治療である外科手術よりも体力を温存したうえで社会生活を維持することが可能です。
2024年6月以降、陽子線治療による肺がん治療が保険適用となる予定です。それまでは、先進医療保険に加入している患者さまは保険を利用した陽子線治療が可能ですのでご希望の方はぜひご相談ください。
早期発見が重要
当科では肺がんの早期発見に努めています。まずは手術可能な肺がんかどうかを調べ、手術が可能な場合は呼吸器外科をご案内し、発見から手術まで1か月以内の治療をめざします。
「治る肺がんは早く見つけて早く治す」、そのお手伝いをさせてもらいます。

  • 診療スケジュール
※診療は予約制です。
 
午前 三品(壽)
交代制
(受付
11:15まで)
- - 宮島
(受付
11:15まで)
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午後 -
交代制
(受付
16:00まで)
- - 宮島
(受付
16:00まで)
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